旅好きOLのフィールドワーク

旅好きOLの週末旅の記録ブログです。主に海外一人旅の体験を。時々OLさんが思考する文化や社会に関するあれこれを。

ヒヴァ〜サマルカンドその①

ウズベキスタン旅行中、お腹を壊さないか心配してたけど、一週間通して何事も無く元気でした。

帰国してからすき焼き食べたらお腹壊しました…

 

さようなら、ヒヴァ

ヒヴァは今日が最後。朝からお散歩をして、お昼にはウルゲンチに発ちます。(ヒヴァは空港も駅も無く、最寄りのウルゲンチの街まで出ないと移動ができませーん)

f:id:TABIKUMA:20170925184806j:image

ホテルの朝ごはん。フルーツが美味しい季節でした。あとヒヴァのナンは薄焼き系。剣山みたいな道具で模様をつけます。おしゃれ。

 

f:id:TABIKUMA:20170926140628j:image

この街並みともお別れかぁ。

f:id:TABIKUMA:20170926140728j:image

写真撮っていいですか?と声をかけたらガハガハ笑いながら快くOKしてくれたおばあちゃん。撮ると真顔。何故。この後あんたも写りなさい!と近くの店員さんにカメラを頼み、真ん中に私も入れて撮ってくれたおばあちゃん。旅人に優しい、粋なご老人でした。

 

まずはウルゲンチへ

ヒヴァは駅が無いので、夜行列車に乗る為にまずはウルゲンチの街へ行きます。来る時は居合わせた日本人3人でタクシーをシェアしたけど、さて帰りはどうするか。

調べてみると、イチャン・カラの北門を出たところにシェアタクシー乗り場があるそうな。そこで同じ方向に行く人が集まり次第タクシーが出発していくらしい。北門、遠いけど歩くしかないねー。

と、思って宿にスーツケースを取りに戻ると、フロントのお兄さん(2日前にビール奢ってくれた人)が、

「うちの兄が他のホテルスタッフとウルゲンチまで行く用事がある。良かったら乗せようか?」

え!良いんですか!

なんてラッキー。シェアタクシーを拾う手間なく、1時間弱の道のりをタダで送って貰えることになりました。

車の中では英語が話せるホテルスタッフとお喋り。かつて青年海外協力隊のボランティアで来た日本人の女医がウズベキスタン人の男性と恋をして、結婚して今もウズベキスタンに住んでるんだよなんて話を聞きました。君もウズベキスタン人と結婚してここに住みなよ!と言われました。 嫁に貰ってくれるならどこへでも。

あと、「この国はイスラム教なのにアルコールが売っていて驚いた」と伝えると、「俺達はムスリムだけどアルコールを飲むんだ。ウズベキスタンはそうなんだよ」で豪快に笑うおじさん。「ラマダンはするの?」と聞くと、「するよ。ラマダンの1ヶ月だけはアルコールを飲まないんだ。残り11ヶ月は飲むけどねーー!」で大爆笑。「日本人はビールとか日本酒とか好きなんでしょ?」と聞かれたので「そうですね。私はワインも好きです。」と答えるとまたまた大爆笑。酒好きは国境を越える。

 

そんな話をしていると、ウルゲンチ駅に着きました。

 

再会

駅前で車を降りたら、まずはお昼ごはん。

カフェを探してうろうろ。小さいお店がいっぱいでどこ入ろうか迷うなぁ。歩いてると、角に5〜6人のおじちゃんおばちゃんが固まっています。「タクシー?」 「ノー。レストランを探しています」「じゃあそこに入れ!」たむろするタクシードライバー全員一致で勧められたカフェに入店。店員さんは明らかに東洋人慣れしていなくて狼狽。メニューを見せて貰って、ドライラグマンとナンとコーラを注文。

 

f:id:TABIKUMA:20170927134837j:image

ドライラグマンが激   う   ま。

うどんをトマトソースで和えたものです。簡単に言うとナポリタンです。味付け、野菜盛り盛り、完璧でした。目玉焼きを乗せパセリを散らすおしゃれ色使い、この国意外と料理の魅せ方に気が利いている。

ひとつ言いたいのは、コーラを頼んだら1.5リットルのペットボトルが出てくるのは想定外です。500ミリリットル分ぐらい飲んで残りは持って帰らせて貰いましたが、いきなりリュックが1キロ重くなるのは問題です。

あとひとつ言うなら、ハエが私のナンに乗るのはご遠慮頂きたい。

 

カフェを出たものの電車の時間までまだ2時間近くあります。1時間前には駅に入るつもりですが、それまではスーパーで買い出しでもしてようかな?と手近なスーパーにお邪魔します。お菓子を見ていると男の人が「ブハラまでのシェアタクシーに乗らないか?」と話しかけてきました。「ごめんなさい。今日はウルゲンチからサマルカンドまでの電車のチケットを取ってるの。」と言うと、「えーーそんなぁ!ブハラまで行こうよー!今他の日本人もいて、シェアタクシーの人数が集まるのを待ってるんだ。」とのこと。

実は私、今回ブハラは行かない予定なんですよね。ウズベキスタンといえば、首都のタシュケントIN/OUTで、ヒヴァ、ブハラ、サマルカンドの地方都市を周遊するのが王道パターン。但し、ブハラは少し交通の弁が悪くて私は飛ばしたんですよ。サマルカンドは絶対行きたくて、あとは風情のある街どっかひとつ行ければいいやー、ヒヴァの城壁見たいからヒヴァにしよっレベルでブハラには元々興味が湧かなかったというね。

ここでシェアタクシーでブハラも面白そうだけど、とにかく私はウズベキスタンの夜行列車に興味津々だったので、こっちを辞めてシェアタクシーに乗るわけにはいかないんだっ。(鉄道好き)でも日本人がいるなら少しお話したいなーと思って客引きについて行ったらそこにいたのはYさん!!!!タシュケントのホテルが一緒で、同じ飛行機でウルゲンチまで飛んで、シェアタクシーでヒヴァに向かい、食事を2回ご一緒した彼とまた再会。笑 朝9時からシェアタクシーの人が集まるのを待ってるんだけどなかなか揃わないんだよーとのこと。ブハラまではタクシーで7時間。今出発しても着くのは夜です。しかしまだ集まる気配が無いのでこのままだと着くのは深夜かも。お疲れ様です…。今後の旅の予定など情報交換して、気付いたら電車の時間が近くなってきたので私はお別れして駅に向かうことに。Yさんの幸運を祈る!

 

7時間赤の他人とシェアタクシーってすごいなー。ハート強くないと無理じゃない?とか言いつつ気付いています。この国に来ている日本人、ここまでで見たところ

全 員 ア ラ フォ ー の 一 人 旅

みんなそれなりにハート強くて、好奇心旺盛で、頭が良くて、いろいろこじらせてます。私はギリアラサーですが、上記の特徴はみんなと同じですね。数年後の自分も楽しく生きられそうだなと心強いです。

 

ヒヴァからサマルカンドへ移動するこの日はエピソード盛り盛りなのでひとまずここで切ります。

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

 

ハート強くて、好奇心旺盛で、頭が良くて、いろいろこじらせてると日本では生きにくくて困っちゃいますね。