忘れられない旅
ウズベキスタン旅行記はこれで完結!
トップチャンホステル再び
ウズベキスタンは首都のタシュケントにしか国際空港が無いので、この国を旅する人はみんなタシュケントIN、タシュケントOUTが基本です。(陸路で旅する人は別)ヒヴァ、ブハラ、サマルカンドの見所の街を周る順番は人それぞれなので、いろんな日本人旅人と思わぬ場所で再会があるのが楽しい旅でした。
そうそう、実はサマルカンドの最終日に道端でばったりNさんとも再再会していて。
(Nさんはウズベキスタン入りした飛行機が関空からずっと同じで、タシュケントで同じトップチャンホステルに泊まって、ヒヴァで偶然再会した一人旅パイセンのお姉さまです。)
ウズベキスタンを出国する飛行機が同じで、且つ最終日トップチャンホステルにまたお世話になると聞いていたので、偶然会えたらタクシーシェアして空港行きましょうと話していました。会えたら良いな。
バザール大好き
タシュケントでの目的はバザールです。
こんな写真しかないことに驚愕。すんごい広くて、いろんな食材が売られてて、タシュケント市民の暮らしを実感できる素敵スポットなんですよ。
最終日ということと、ヒヴァ、サマルカンドの写真映えスポットを見過ぎて、撮影意欲が湧かなかったものと思われる。
バザールで食べたもの。ナンとヨーグルト。粗食中の粗食ですが、絶品です。ナンにたっぷりヨーグルトを付けて食べるのが私流。ウズベキスタン人がそうしてるのかは知らない。笑
タシュケント観光
神学校。ほんとにここで勉強してる方達がいます。中にも入れるので、お勉強風景が除けます。
そしてここ!絶対行くと決めていた場所!中央アジアプロフセンターです。
タシュケント市街地からは少し離れるんだけど、電車で行けます。世界一美味しいプロフが食べられると、地球の歩き方にも載ってるし宿の人にも進められました。行くっきゃないぜ食いしん坊!
ここ、駅からも少し離れるし場所わかりにくいし行くのにちょっと苦労しました。
中はこんな感じ!
…食堂?
世界一美味しいプロフって触れ込みを疑いたくなる内観。
外の釜にこれが!ここで大量のプロフを調理している模様。ここで気になるのはひったひたのアブラだ!
オーダーはオバチャンが取りに来てくれましたが、もちろん英語通じなーい。隣の席のお兄ちゃんが通訳してくれて、なんとなく注文。お兄ちゃんも別に英語がペラペラなわけじゃないんだけど、ラージとかスモールとかマトンとか、単語は通じた。
運ばれて来たプロフがこちら!
味は…………
こ、好みによると思うよ。
私はレーズンやパパイヤ?なのかな?甘い果実的な物を入れないで欲しかった。笑
プロフセンターを後にして、宿に向かう途中見かけた教会。
ロシア正教会はどうしてこんなにも美しいのでしょう。形、色合い、全てが美しい。
この旅で改めて思ったけど、世界で最も美的センスに優れているのはロシア系の人々だと思う。建物も、表現も、本当にお見事。
さ、いよいよ帰国
トップチャンホステルで預かって貰っていた荷物を受け取って、空港までのタクシーを拾います。
Nさんとここでの再会は無かったけど、また空港で会えるでしょう。このきっちり約束をしないところが、この旅の楽しかったところ。会えたら良いな、でも会えなかったらそれを受け入れる。
タシュケントの空港にて。
忘れてはならないド厳しい出国手続き。入国時同様に持ち金、カメラや貴金属の金目の物を改めて申告。手持ちの資産が増えてないことを証明して、各街の宿で貰ったレギストラーツァ(滞在証明)を提出して、無事に通過。あぁ、ドキドキした。
搭乗口で座っていると、遠くにNさんを発見。話しているのは、、、Sさんでした。
(Sさんはレギスタン広場で話しかけてきてくれたお姉さま!)
世間は狭い。私が知り合ったお2人も、知り合いになっているようです。
そしてタシュケント〜乗継のソウルまでの飛行機に搭乗。隣の席は、、、Sさんでした。爆笑!!
お互い旅の報告して、あそこ行った?あれ食べた?とキャッキャ喋って、次はどの国狙ってる?みたいな情報交換して、楽しい数時間を過ごしました。Sさん、気が強くて個性が強くて面白かった。
Sさんは関東の人なので、仁川空港でお別れ。
その後関空に着いてからNさんと再会。お互いおうちまで気を付けて!と労い合って別れました。
忘れられない旅
この旅、本当に多くの出会いがありました。
日本人旅人として助け合ったYさん、Aさん。ヒヴァでタクシーシェアして、そのまま一緒に観光したりごはん食べたり、今までの旅ではしたこと無かったので凄く楽しかった。
女一人旅の先輩、NさんとSさん。年上のお姉さまが近くで同じように旅してるっていうだけで、何か心強かった。
宿のスタッフの方々。トップチャンホステルの人は親切で、いろんなことを教えてくれた。ヒヴァのホテルの人は下心も凄かったけど、優しかった。ウルゲンチ駅まで送ってくれて、車内でもみんなが私がこの旅を楽しめるように盛り上げてくれた。
夜行列車で乗り合わせたみんな。ヒヴァのサッカーチームのみんなは本当に優しかった。食事やお茶の時間は絶対私の分も用意してくれて、一緒の部屋にいる私達は家族だ!と迎えてくれた。車掌さんもことある毎に私の様子を見に来てくれて、降車するまで気にかけてくれた。
それから、ウラ親子とカチャ親子。
この旅で一番暖かかった時間。初対面のアジア人を暖かく受け入れてくれて、ずっと優しくて、言葉も通じないのにずっとずっと側にいてくれた。感謝しかないし、思い出すだけで涙が出そうです。
あの人達に出会った後、この先どんな嫌なことがあってもこの旅は生涯忘れられない楽しい旅になると思ったのは、間違いではなかった。(嫌なことなんてひとつもなかったけど!)
記録したいことが多過ぎて長くなったウズベキスタン旅行記、結局最後まで残るのは暖かい人との出会いです。ここまで人と関わることがあった旅は初めてでした。
きっと一生、私の宝物です。
ウズベキスタン旅行記完結!読んでくださった方、ありがとうございました!